昨年下旬に再々申請・再申請を行った日本語学校の新コース設置がようやく認められました。
足かけ3年の長丁場となりましたが、なんとか基準をクリアできたようです。

「教育課程の変更」手続は、文科省への意見照会が必須で、ここが一番の難関となります。これは、新規設立時においてももっとも高いハードルの一つですが、私の印象としては、新規設立よりも厳しいのでは??といった感じです。なぜなら、ヒアリング手続きがなく、一発勝負のため、その場の雰囲気や補正修正の内容が分かりづらいからです。

今回は、前回・前々回の不相当理由などを総合的に判断し、要求されていない資料なども積極的に立証資料としてまとめ上げました。カリキュラム内容なども、当該日本語学校の教務担当者を交えて、内容の濃い打合せを行いました。また、多くの補足説明書を付し、時間割の体裁なども工夫をして相当な分量の書類を提出いたしました。

文科省からは、「このような努力を評価する」という積極的な意見が付されていて、とても嬉しく感じています。数日間の徹夜作業のかいがありました!

ただし、文科省が考える日本語学校の理想的な運営を実現するには、今後も継続的な改善が必要との意見もあり、先日開催された「日本語教育の質の維持向上の仕組みに関する有識者会議」の新制度の設計案で示されたとおり、文科省の日本語教育機関への期待度がうかがい知れます。

これからも、理想的な日本語学校運営の手助けができるように、日々努力を積み上げていきたいと考えております。